差動型示差熱天秤/示差走査熱量計
機器通称 | TG-DSC/DTA | 保管場所 | E棟1F計測センター |
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メーカー | (株)リガク | 型式(規格) |
TG-DTA8122-C、TG-DTA8122-H、DSCVesta2 |
用 途
温度変化に伴う物質、材料の状態変化の解析
原理・特徴
TG-DTAの原理:
●温度変化の際の試料の脱水や分解、酸化など伴う重量変化を、加熱炉内に配置した二つの天秤アームに試料と基準物質をのせ、両者の重量変化の差をTG信号として検出する
●同時に両者の温度差をDTA信号として検出し、熱の出入りもモニターできる
DSCの原理:
●天秤で精密にはかりとった数mgの試料を試料容器に入れたあと、温度制御された加熱炉に置く
●試料からの熱の出入りをDSC信号として計測する
基本性能
高感度示差熱天秤(TG-DTA)
- 測定温度範囲:試料観察型:室温~1,000℃、高温型:室温~1,500℃
- 最大昇温速度:100 ℃/min
- TG測定レンジ:±0.1~±250 mg/F.S.
- 最大試料量:1g
- TGレンジ:500mg
- TG分解能:0.1μg
- DTA測定レンジ:2000μV
- 測定雰囲気:大気、不活性ガス(通常Arガス使用)
高精度示差走査熱量計(DSC)
- 測定温度範囲:-150~725 ℃
- 最大昇温速度:150 ℃/min
- 最大試料量:90μL
- DSCスケール:±1000 mW
- ノイズレベル(RMS):0.05μW
- 測定雰囲気:大気、不活性ガス(通常Arガス使用)