差動型示差熱天秤/示差走査熱量計
機器通称 | TG-DSC/DTA | 保管場所 | E棟1F計測センター |
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メーカー | (株)リガク | 型式(規格) | TG8120、DSC8230 |
概 要
本装置は、コンパクトで高性能、しかも感度、操作性及びメンテナンスなど大幅に改良し、容易に高精度な熱分析を行う差動型示差熱天秤(DTA)/示差走査熱量計(DSC)であり、パソコンで制御しデータ解析を行うことができる。
DTAは、試料が物理的変化あるいは化学的変化を起こすときに試料内に発生する熱変化を試料と基準物質との温度差の形で検出し、示差熱曲線から比熱の変化、潜熱を有する変化、燃焼による発熱などを観察できる。
DSCは、物質の温度を連続的に変化させる時に生じる物理、化学的変化に伴う熱の出入り(吸発熱)を定量的に簡便に測定できる。このDSCは熱流速形であり、最高使用温度は750 ℃である。
基本性能
差動型示差熱天秤(TG-DTA)
- 測定温度範囲:室温~1500 ℃
- 最大昇温速度:100 ℃/min
- TG測定レンジ:±0.1~±250 mg/F.S.
- DTA測定レンジ:±1.5~±1000μV/F.S.
- 測定雰囲気:大気、不活性ガス(通常Arガス使用)
示差走査熱量計(DSC)
- 測定温度範囲:室温~750 ℃
- 最大昇温速度:150 ℃/min
- 最大測定レンジ:±100 mW
- 測定雰囲気:大気、不活性ガス(通常Arガス使用)