原子間力顕微鏡
機器通称 | AFM | 保管場所 | E棟1F計測センター |
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メーカー | (株)日立ハイテクサイエンス | 型式(規格) | ステージユニット:AFM5200S プローブステーション:AFM5000Ⅱ |
概 要
本装置は、プローブ(探針)と試料間に作用する様々な物理量を検出し、微小領域の表面形状や物性を測定する走査型プローブ顕微鏡(SPM、Scanning Probe Microscope)である。特に有機(高分子)、半導体(エレクトロニクス)、無機材料、金属(誘電体、磁性体)、生体などの幅広い分野で使用されている。また、AFM(Atomic Force Microscopy)と呼ばれることもある。
測定モードは、基本モードと、そこから派生した様々な物性マッピングが可能な多機能モードの二つに大別できる。
基本性能
- 検出系:光てこ方式
- 検出系の光源:低コヒーレント型半導体レーザー
- 分解能:原子分解能
- 試料サイズ:最大35 mmφ、厚さ10 mm
- スキャナ(走査範囲):オープンループ XY:20 µm/Z:1.5 µm, XY:150 µm/Z:5 µm
- 光学顕微鏡:ズーム機能付顕微鏡
- 基本機能:AFM(原子間力顕微鏡), DFM(共振型SPM), PM(位相測定), FFM(摩擦力顕微鏡)
- 拡張機能:VE-AFM(マイクロ粘弾性顕微鏡), C-AFM(導電性顕微鏡), SSRM(広がり抵抗顕微鏡), SNDM(非線型誘電率顕微鏡), PRM(圧電応答顕微鏡), KFM(表面電位顕微鏡), MFM(磁気力顕微鏡)
- 除振機構:エア供給式パッシブ除振台
- 試料移動機構:マニュアルステージXY:±2.5 mm
- 対応環境:大気