【研究計画:プロジェクト2】
2−1.テーラーメイド細孔構造を有する多孔質セラミックスの開発研究
2−2.オゾンを利用した微量環境汚染物質の分解除去技術の開発研究
年度
年度別の研究内容
1.nmサイズの細孔径を有する窒化ケイ素多孔体の作成方法の検討。
2.セラミックス多孔体へオゾン分解触媒(主に遷移金属酸化物)をコーティングし、オゾン分解を測定することにより、効率よくオゾンを分解する触媒を探索。
2−1.nmサイズの気孔径を有する窒化ケイ素多孔体にμmサイズの気孔径を導入する方法の検討。
2−2.上記触媒表面で分解されるオゾンから生ずる酸素ラジカルによるVOC(ホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエン等)の分解挙動評価。
2−1.ナノ・マイクロ複合細孔構造を有する窒化ケイ素多孔体の諸特性(強度、通液抵抗、耐腐食性等)を評価し、さらに改良する。
2−2.VOC分解率を改良するため、さらに、触媒(及び、添加物)と分解条件を検討する。
2−1.上記多孔体セラミックスと微生物とのバイオ・コンパティビリティ評価(微生物が繁殖するかどうか)し、バイオ・コンパティビリティを改善するためのコーティング材や添加物を検討する。微生物を担持した上での通液抵抗を測定し、マイクロ細孔径を最適化する。
2−2.水中においてオゾン分解触媒効果を発揮する化合物の探索。
2−1.上記多孔質セラミックスを担体としたバイオフィルターによる環境負荷物質(高BOD排水、有害有機化合物)の分解・除去挙動の調査。
2−2.オゾン+オゾン分解触媒による排水中有害物質、特に、塩素化炭化水素の分解挙動を評価し、さらに改良するための方法を検討する。