沿革と概要
環境科学研究所は、総合研究機構のもとに2005年10月に設立されました。具体的な活動のためのさまざまな準備を経て、2006年4月から本格的な活動を開始しています。
本研究所は、持続可能な人間社会の形成に向けて、地域における行政、企業、住民との協働と連携によって環境管理保全を推進していくとともに、学内外の研究者との交流を深めながら、環境に関わる学際的な研究拠点となることを目標にしています。
本研究所は、主として次の4つの事業を中心に活動しています。これらのうち、学内の研究活動の奨励は、総合研究機構が主催する全学的な事業であり、他の2研究所とともに実施しています。また、これ以外の事業は、本研究所が主体的に行う独自のものです。
(1)学内の研究活動の奨励
1.文部科学省科学研究費による研究活動の推進に関わる研究所研究員への助成
2.環境科学研究所所報の発行
(2)環境研究発表会の開催
学内外の環境に携わる研究者および地域における環境活動を実践している個人や団体を対象として、研究報告または活動報告を公募し、研究報告会を開催する。
(3)地域貢献活動
1.地域住民の方々とともに、家庭から排出される生ゴミの再資源化とそれに関わる活動を計画し、実践する。
2.本学教員及び九州を中心とした研究者などを講師として、市民公開環境講座を開催し、それぞれの専門分野から、環境に関わる理論や諸問題についての解説等を行う。
(4)学内食品廃棄物再資源化計画
学内の学生食堂や学生寮から排出される生ゴミを再資源化することを目的とし、調査活動を実施し、具体的な再資源化計画を立案する。
これらの研究所の活動を遂行するために、本研究所に社会環境部門、自然環境部門および環境関連部門の3部門をおき、環境に関わる学際的な研究を推進していきます。