文部科学省の「私立大学学術研究高度化推進事業」選定「ハイテクリサーチセンター整備事業」の発表会が下記日程にて行われました。
開催日:4月10日(火)
時間:13:00〜16:30
場所:A棟1FA12教室
この研究は新しい強力なバイオフィルターを開発し、従来のものよりはるかに優れた「環境負荷の低減システム」の構築を目的とするものです。今回は環境修復に詳しい田村教授による特別講演と、本専攻の先生方による18年度の研究成果の発表が行われました。
開発研究も着々と進み、九州の地場産業である醸造産業廃棄物問題の解決と、セラミックス産業へのフィードバックなど、今後の発展が期待されます。
(発表会プログラム)
Project 1:環境負荷物質の高度有効利用と生物的原位置処理技術に関する研究
1、アルキルフェノール系界面活性剤の環境動態解析に必要なサロゲートの合成とMALDI‐MSを用いた環境微生物スクリーニング手法の構築
講演:生命環境科学科 吉川 博道教授
2、土壌細菌を用いたビスフェノールAの分解
講演:生命環境科学科 天田 啓准教授
Project 2:物理化学的環境調和型新技術の開発研究
3、テーラーメイド細孔構造を有する多孔質セラミックスの開発研究ナノ‐マイクロ細孔構造を有する窒化ケイ素多孔体の開発
講演:生命環境科学科 北山 幹人教授
4、オゾンを利用した微量環境汚染物質分解除去技術の開発研究 オゾン+オゾン分解触媒によるVOC分解特性の調査
講演:生命環境科学科 太田 能生教授
Project 3:環境負荷有機物の低減化ならびにモニタリング技術の開発研究
5、焼酎廃液BOD測定用バイオセンサの開発
講演:生命環境科学科 川上 満泰教授
6、SERS(表面増強ラマン散乱)現象を利用する有機化合物の検知 講演:生命環境科学科 大崎 知恵教授
